Spotlightを無効化する

Mac OS X v10.4 Tigerの目玉機能として登場したデスクトップ検索技術「Spotlight」。たしかに便利なのだが、非力なMacを使ってるとか、ディスクのメンテナンス作業を行うので邪魔とか、停止させたいこともある。そこで、Spotlightを無効化するユーティリティを作ってみた。*1

DisableSpotlight ダウンロード DisableSpotlight081011.dmg (約196KB)

使い方

ディスクイメージをダウンロードしてマウントすると中に、DisableSpotlight.app, EnableSpotlight.app, DeleteSpotlightV100.appの3つのアプリケーションが含まれている。それぞれ、

DisableSpotlight
Spotlightが無効になるようシステムを設定する。実行後、Macを再起動すること。
EnableSpotlight
Spotlightが有効になるようシステムを設定する。実行後、Macを再起動すること。
DeleteSpotlightV100
全てのボリュームのSpotlight索引データを削除する。Spotlightが停止している状態で実行すること(DisableSpotlightを実行してMacを再起動した後)。

のような機能別の単体ユーティリティになっている。どれもroot権限で動作するため管理者アカウントでなくては実行できない。大変危険なアプリケーションであり、なにかトラブルが起きても作者は責任もてないので、そのへんはひとつ自己責任で。Mac OS X v10.4.11 Tigerとv10.5.5 Leopardで動作を確認している。

Spotlightに関するメモ

Mac OS X v10.4では、/etc/hostconfigにSPOTLIGHT=-NO-と書いとけばSpotlightは機能停止する。v10.5ではlaunchctl unloadコマンドを使ってLaunchdに対しSpotlightを起動しないように呼びかける。

Spotlightが検索のために使用する索引(メタデータ)ファイルは、各ボリュームのトップレベルにある.Spotlight-V100というディレクトリに格納されている。

Spotlight関係の主要なファイルは、 /System/Library/Frameworks/CoreServices.framework/Frameworks/Metadata.framework内にある。

Spotlightメニューを表示しているのはv10.4 Tigerでは、 /System/Library/CoreServices/Search.bundle、v10.5 Leopardでは、 /System/Library/CoreServices/Spotlight.app。

Spotlight関連のコマンドラインツールとして、mdutil, mdfind, mdls, mdimportなどがある。

(2008-10-11)


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Last updated: 2011-08-27