仰天イカモノ堂

デデフラグ

ディスク断片化ユーティリティ

当たり前のように数十ギガバイトのハードディスクが搭載されているこの御時世。9割くらい空きスペースが残っている、... なんか埋め草はないものか、あるいはハードディスクが高速すぎて困っているというあなたのために、イカモノ堂ではディスク断片化ユーティリティを開発した。
断片化であって、断片化解消ではない。)

じゃじゃ〜ん、「デデフラグ」登場である。

ダウンロードMac OS 9用: dedefragment.sit(約245KB)

ダウンロードMac OS X用: dedefragment.dmg.gz(約853KB)

− 配付条件 −
営利目的あるいは悪行をなすことを目的としないかぎり、自由に配付可能とする。

ディスク最適化ユーティリティを愛好している人は、デデフラグを使えば、自然にフラグメンテーションが発生するのを待つことなく、いつでも最適化が楽しめる(^^)。とにかくハードディスクをイジメたい加虐嗜好の方にもピッタリ。

使用方法

断片化したいボリュームに、デデフラグ アプリケーションをコピーして、そこから起動する。次のようなウィンドウが表示される。

ウィンドウには[開始]、[中止]ボタンと[みじん切り]チェックボックスがある。

[開始] ボタンを押すと、アプリケーションが置かれているボリュームに「断片化誘発ファイル」というフォルダを作成し、その中にランダムに配置されたファイルを作成する。完了するとボリュームの空き容量の 80% 程度が断片化誘発ファイルで埋められた状態となる。より精密な断片化を望む場合は [みじん切り] チェックボックスを ON にする(所要時間は長くなる)。

免責事項

このソフトウェアを使用もしくは使用できないことによって生じたいかなる損害についても、筆者は一切責任を持たないので自己責任で使用してもらいたい。ハードディスクの寿命が縮まってもしらない。

処理能力低下を確認

「みじん切り」オプションを指定して断片化をほどこした 20GB ボリュームでどのくらい処理能力が低下するか実験してみた。Finder との対決では、212.7MB の Mac OS 9.0.4 システムフォルダを起動ボリュームから実験用ボリュームにコピーする時間を計測。Photoshop との対決では、実験用ボリュームを Photoshop の仮想記憶ディスクに割り当て 16.4M(288dpi) の写真データを、284.5MB(1200dpi) に解像度変更。それぞれ、3回はかった平均値を求めた(単位 秒)。

  初期化直後 デデフラグ後
Finder vs デデフラグ 65.09 92.31
Photoshop vs デデフラグ 44.03 48.92

確かに効果があるようだ。 おまけとして、Mac OS 9.0.x ではシステム関連のファイルが断片化していると起動できなくなる不具合があると聞いていたので、ついでに「Finder vs デデフラグ」でタイム測定後、起動ディスクを実験用ボリュームに切り替えたところ、見事に起動しなくなった(^^;。ムービー編集ソフト等ではボロボロコマ落して楽しいに違いない。

(2001-02-04)

それから

読者の宗本さんによると、Alsoft社(ディスクウォーリアのメーカー)の Askal(アスク・アル)のコーナーに起動不能問題の詳しい解説があるそうな(アップルの TIL かなんかにも解説されていたと思う)。Disk First Aid 8.6 等この問題に対処したユーティリティでディスクを修復してしまうと、起動不能状態を楽しめなくなるので注意が必要である(必要ないって(^^;)。

(2001-08-02)

株式会社アスキー「Mac Power 2002年4月号」の華麗なる4月バカソフト特集にて「おバカ度 : なかなかのバカっぷり」の評価?を頂戴した。

(2002-03-18)

Mac OS X版登場

春風にさそわれて、Mac OS X用にビルドしてみた。これといって代わり映えしないが、Mac OS X版では開始時に「断片化誘発ファイル」を置く場所が選べる(当然だが書き込み権限がある場所を選ぶこと)。起動ボリューム(ホームディレクトリ)は選ばない方がいいと思うよ。

(2005-04-15)

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